先日6月、代表の所属する実践経営者道場大和の合宿に参加させていただきました。
今回の合宿のテーマは「致良知」です。
良知とは、人間が生まれながらに持っている、善悪や是非を正しく判断する心の力のことです。
致良知とは、その良知を致す=日常生活の中で実行していくことを意味します。
人としてどう生きるか、どう正しく生きるのかを問い続けた合宿でした。
合宿の地は、岡山県備前市にある「旧閑谷学校」と「岡山県青少年教育センター」です。
(同じ区域にあります)
「旧閑谷学校」とは、寛文十年(1670年)に岡山藩主池田光政が創立した、
日本で初めてとなる庶民のための学校です。
地方の指導者を育成するために武士も庶民も分け隔てなく学べるような学校だったそうです。
その歴史は約350年にも及びます。
かなりの年月が経っているのにも関わらず、旧閑谷学校の講堂は近年建てられたのかと思うほどに
美しく、漆で塗られた艶やかな床は外からの光でなんとも言えない綺麗な反射を見せていました。
あろうことか講堂内写真を取り忘れたので、気になった方はネット検索してみて下さい!
今回は国宝にも指定されている講堂に特別に中に入らせていただくことができました。
陽明学の先生をお招きし、講座受講とグループ対話をさせていただけるという貴重な経験をさせていただきました。
この美しい景観は勿論ですが、何より旧閑谷学校を後世まで残してきた
人の想いと遺志、紡いできた歴史が心に残りました。
創立者の池田氏は、この学校を永久に残してほしいと後世に伝えています。
その想いは、時勢が変わり、学校を取り壊しにやってきた人間までも、学校を残す方へ転じさせるほどの
エネルギーでした。それは、自分が良い想いをしたいとか、功績や名誉を残したいといった欲ではなく、
まだ見ぬ未来の人へ学びの場をずっと残してほしいという利他の一心です。
もし池田氏の願いが「可能な限り残してほしい」という曖昧なものであったならば、結果は変わっていったかもしれません。
人は生きられても現在最高齢で122歳。
多くの人間は一世紀生きられるか分からないほどの命の短さです。
その命の短さには、個人的に儚さや寂しさを感じますが、
反対に、これまでの人間たちが紡いできたものの大きさも感じました。
人は命は繋げなくとも、想いは繋いでいけるということが証明されているものは、
この旧閑谷学校の他にも有形、無形で沢山あります。
先人が残してきたものがあるからこそ、今の自分があるのだと感じました。
身に余るほどの恩恵を受けている自分には、何ができるのか?と考えさせられました。
文明が発展した現代は発展して良くなったところが沢山ありつつも、
人の心の部分は置いてけぼりになっているような気がします。
日本が昔大事にしていた考え方を今の時代に取り入れることが必要なのではないかと感じています。
まずは自分が良知とは何か、良知を致すとは何かを問い続け行動していきます。
合宿では良知を体現されている素晴らしい社長様の講演をお聞きしたり、歩行禅をしたり、
キャンプファイヤーでグループディスカッションをしたりなどなど、
その他にも様々な経験をさせていただきました。
現在、旧閑谷学校は、学校や企業の研修等の場で多く利用されており、
創立者池田氏の遺志を継ぐ形で、人々の心を育てておられます。
これからもずっと学びの場として旧閑谷学校が続くように、願っております。
▼旧閑谷学校 HP
https://shizutani.jp/
▼山道の中の掲示板
▼講堂の外観写真
▼1日目のキャンプファイヤー
(中安)
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