2025.06.26 社長日記
感応道交
本日は、来期に向けての方針説明会を社員に向けて行った。
わが社が持っている、本当の顧客価値は何か。
この数年間で私が分かったことは、それを社員さんたちに教えてもらったという事。
どんな会社にも強み、取柄はあるが、わが社が胸を張って言えるのは、電建社員の心の美しさ。
磨くところは、当然電気の技術、まだまだ磨かねばならない。
しかし、それと同時に、私も含めた全社員の心。
まだまだ磨く余地がある。
10年以上前、私が経営者になって間もないころにメモ書きした、A4のコピー用紙がなくならずに、どこからか毎回重要なタイミングで出てくる。
今日、この日を迎えるにあたり、また引き出しから見つけた。
あの頃と変わらず、私が、私たちが求めるわが社の姿がある。
もっと磨こう、まだまだ磨いて、もっと顧客によりそう。
コピー用紙には「give & give」とメモされていた。
これをわが社の最年長社員は覚えていた。「見返りを求めない心」「利他の心」を当時「give & give」と表現した。
企業ゆえに利益も大事。だが、人の利益、地域の利益のほうがもっと大事、自分の利益を考えずにまずは、人の為に心から動けるかどうか。
簡単ではないけれど、私たちはそういう電気工事会社を目指すことにした。
独り勝ちをしたいのではなく、お客様と、サプライヤーと地域の人々と、同業他社と共に、幸せな社会を創ることをめざして。
今日の私は理屈ではなく、心で話をした。
なぜそれが今日できたのかはわからない。
何かに背中を押された、何かが私の体を使ってしゃべったのか。
話をしていると、give & give の心で生きて、すでに亡くなった人たちの事を思い出した。
泣けてきた、私も社員も泣いた。
志半ばでその生き方を断念した人の分まで、私たちは、良心に真直ぐ生きて、世界に愛があふれるように仕事をして、皆で幸せになることを決めた。
感応道交 人が結ばれるのは、情と情。感じて応じあって、その道の交わりがある。知識や理屈では人の心は動かない。「感応」感じるからこそ、人の心は動く。感動とは情動であり、人は情で動く。

当時のメモ書き
松本 晃幸 拝