兵庫・大阪を中心とする、関西エリアの電気工事は株式会社電建にお任せください！

皆さま、早くも夏バテされていませんか？

昨日、電材屋さん（たけでん）のサマーセミナーに行ってまいりました。

講師は立教大学経済学部教授でいらっしゃいます山口善行先生、中小企業の支援に力を入れておられて、私が所属している「中小企業家同友会」の事もお話しに出てきました。

先生はＮＨＫの「クローズアップ現代」やフジＴＶの「とくダネ」などにコメンテーターとしてもご活躍されています。

講演では、今後中小企業が生き残るためのお話しをしてくださいました、その内容は・・・・

①読む力・・・・・（時代を、世界の流れを）

②つなぐ力・・・・（他業種、他産業とのコラボレーション）

③問う力・・・・・・

この中でも先生は「中小企業にとっていちばん足りないのは「読む力」だということでした。

ここからは先生のお話しを書き綴りたいと思います・・・

中小企業の経営者は何となくだけで・・・本気で読む気がない・・・・自分の仕事は内需（日本国内だから）

世界経済・・・アメリカの動向・・・中国の動向・・・・理解する必要があります・・・・知らなくていいとおもってません？みなさん。

リーマンショック　　100年に一度の大不況と言われましたが日本経済がどうなるか理解できましたか？実は100年に一度の構造変化だったのです・・・

元をただせばサブプライムローンの破綻がきっかけです・・・当然ドルが売られて円高になります・・・輸出大国の日本は大打撃を受けます・・・しかしまだアメリカで車はまだ売れていました・・・サブプライムローンで融資を受けた市民が家と車を購入したからです・・・・
しかし破綻した後も日本の中小企業の社長は私の制止を無視して設備投資をしました・・・その企業の投資額は10億円です・・・結果どうなったか？

リストラです、時代や経済を読む力のない経営者のおかげで最後に迷惑を受けるのは従業員（労働者）・・・・・これでも世界の動向を知らなくてもいいですか？

構造変化とは・・・アメリカの時代が終わったという事です。

「読む力」とは真実を読まなくては意味がありません、ＴＶに出演している経済アナリスト（ジャーナリスト）はほとんどの人が証券系の人です・・・・その人たちはなかなか「株価が下がります」とは言いません。

また、リーマンショックの時

「あれは海外の話だから・・・日本は関係ない！そんな事をビビっている経営者はだめだ！」

と行った人が某経済新聞の最高顧問であることをお忘れなく・・・・

とはいうものの経済新聞は読む必要があります。

では、経済をどう読むのかですが・・・・例えばここに資料があります（折れ線グラフをスクリーンに表示）

これは日本中小企業家同友会調べの表です「人手・設備の過不足全国ＤＯＲ」です

これを見ると現在僅かに人で不足になりつつあります・・・つまりこれは今経済が上向きになりつつあるという事と優秀な人材を中小企業が手に入れる最後のチャンスとも言えます、無理してでも優秀な人材を採用されることをお勧めします。

次に、世界の設備投資を見てみましょう・・・・インドですが昨年の投資の伸び率は１４％だったのに対し今年は０．４％しか伸びていません、このまま続くとまずいですね・・・今は様子を見る時期です。

次に中国、製造業購買担当者景気指数・・・・これを見ると二か月連続下落しています・・・ニュースになりませんが現在中国では毎日どこかで暴動が起きています・・・急激なインフレのためです・・・貧困層がご飯を食べれなくなっているのです。

アメリカでは住宅価格は下落し続け「二番底」と言われています・・・・つまり更にドルが売られて円高が更に進むでしょう。

今後、太平洋側に目を向けているのはもうナンセンスと言うことです、すでに日本国内の大企業は｢秋田」や「福岡」に会社を作ることを検討しています・・・ユーラシア大陸に近いからです・・・中国の高速鉄道網を皆さんご存知ですか？その先がどこに行っているかご存知ですか？
ソビエトです・・・ソビエトの鉄道とつながればどこに行きますか？ソビエトも現在急ピッチで鉄道網の整備が行われています・・・
その先はヨーロッパです、つまり中国で作られたものがヨーロッパにそのまま運送される計画なのです・・・これ知らなくていいですか？

ブラジルでも今リオが急ピッチでオリンピックに向けた建設が進んでいます・・・仕事は現地の人ですが技術は？海外の人に求めています・・・・仕事になりませんか？

中小企業だから関係ないですか？

では、たった二人の会社が今日本の福祉を変えようとしているお話しをしましょう。

「つなぐ力」です

ここに立った二人のベンチャー企業　TESS という会社があります、そしてOX と言う会社がコラボレーションして「足こぎ車いす」を開発し成功しました、これは半身不随の人が乗る足こぎ車いすです・・・・（上記のリンクを見ていただければ動画でご覧になれます）
半身不随の人は実は両足を動かすことができる事が解っていてそれを商品化したものです。この車いすのおかげでリハビリ効果が上がり、普通のつえ一本で一人で歩行できるようになる事例も多数あるそうです・・・

一台３０万円ほどです・・・・欲しくないですか？
これはたった二人の企業が成し遂げた福祉用具の革命でしょう。

もう一社は㈱コンティングアイ です、この会社はバイオエタノールを研究開発し、いままでトウモロコシから作る常識を打ち破る事に成功しました、原料はあらゆる植物などです、例えばゴルフ場で刈られた芝生・・・・これは今産業廃棄物として大金で処分されています。
しかしこの廃棄物からバイオエタノールを作ることに成功したのです。
値段も今までの500円/1リットルから45円/1リットルと格安です・・・・
現在大手ビル会社がコラボレーションをしてそのビルから出る廃紙を利用してバイオエタノールを作りそれを電気に変換してビルの電気を賄うエコロジービルを計画中です、今年8月から三重県にて一般住宅にも設置される予定です・・・・
この会社も元々2人の会社です・・・・

会社の大きい小さい、従業員の数は関係ないことが分かるでしょ・・・

つまりこれからは中小企業の時代なのです・・・・

三番目の「問う力」

これは時間切れでした(笑)
とても気づきの多い充実したセミナーでした！
最後までお読みいただきありがとうございました！

㈱電建　松本

記事一覧に戻る